横浜市場活性化協議会
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たけのこ

横浜丸中青果株式会社


たけのこ

 竹の若芽であるたけのこの出回りは、新しい季節の始まりを予感させます。
 横浜市場には12月ごろ鹿児島、熊本県などから早掘りのものが、3〜5月には福岡、静岡県産が入荷します。本年は、一昨年の台風で親竹が倒れた影響が若干ありましたが、3月には例年通りに回復してきています。現在最も多く出回っているのは孟宗竹(もうそうちく:写真)という中国江南地方原産の品種。古代中国の孟宗という人物から名前をとったこの品種は、やわらかくて甘みもあり、比較的えぐみが少ないのが特徴です。皮が赤紫色の淡竹(はちく)は初夏に、高知県には秋に出回る品種もあります。切り口が白くてみずみずしく、皮が湿っていて手にとったとき重みのあるものを選びましょう。
 掘り取り直後は生でも食べられますが、ご家庭で美味しく食べるには、できるだけ新鮮なうちに下ゆですることです。皮付きのまま切り目を入れ、たっぷりの水か米のとぎ汁と一緒に、弱火で一時間ほどゆでます。鷹の爪や米ぬかを入れると、えぐみを和らげる効果があります。ゆで汁ごと冷まし、皮をむいて料理します。根元は硬いのでスライスして炊き込み御飯、まん中は炒め物や煮物、やわらかい穂先は和え物に適しています。すぐに料理しない場合は、水に浸して冷蔵庫へ。2、3日は保存が可能です。  

(写真:鹿児島県姶良(あいら産)
(平成18年3月15日神奈川新聞掲載)



横浜市場活性化協議会 - 2004年8月15日作成 - 2007年12月12日更新
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