さんま
横浜丸魚株式会社
焼いたサンマがジュウジュウ音を立てる光景は食欲をそそります。サンマは魚には珍しくタンパク質よりも脂肪が多く、「脂がのった」と謳われる旬の時期(8、9月)になれば脂肪が20%を超えます。
栄養面では、サバ、イワシなどの青背魚と同様にDHA、IPAを豊富に含んでおり成人病を予防してくれます。わた(内臓)の苦味が苦手な人もいるでしょうが、ビタミンA、カルシウム、マグネシウムなどが含まれていて、新鮮なものは是非一緒に食べていただきたい。
サンマ漁は夏から始まり、北海道道東沖から三陸沖、常磐沖へと徐々に南下していきます。今年のサンマ漁は、1尾180g前後の大型サイズが中心となりそうで、好漁が期待できそうです。
今は冷凍技術の進歩によって、旬の時期に獲った脂ののったサンマを凍結しておくため、いつでもおいしいサンマを買うことができます。しかし新サンマの美味しさは格別です。食べ方はいろいろありますが、新鮮なものは刺身で食べても美味しいし、定番の「塩焼きしたサンマに大根おろし」の組み合わせで食べてみてはいいかがでしょうか?
(平成17年9月10日神奈川新聞掲載)
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