メロン
金港青果株式会社
メロンのおいしい季節がやってきました。
メロンは近年、栽培技術の高度化により、一年中出回るようになりましたが、本来は5〜8月が旬の時期です。
以前は贈答用が多かったのですが、現在はさまざまな種類と価格帯のメロンを楽しむことができるようになりました。
ネット模様があるメロンで有名なのは「マスクメロン」です。緑色の果肉は多汁で香りが強い、高級果物として有名です。そのほか有名な品種に「アンデス」「夕張」「クインシー」があります。ネット模様がない品種では、「プリンス」や「ハネデュー」などがあります。
栄養としてはナトリウムを排出してくれるカリウムが多く含み、高血圧の予防や肥満防止を期待できます。またビタミンや水溶性の食物繊維が豊富なので、便通を良くし肌荒れ改善にも効果的です。
メロンは買ってきてすぐに冷やすのではなく、常温で追熟させることがポイントです。においが強くなり、下の部分を押してやわらかさを感じたり、つるが乾燥していると食べごろです。メロンの糖度は中心部に近いほど高く、つるを上にして縦に切り分けると平等に切り分けることが出来ます。
写真は茨城県JA常陸小川の『春メロン(アンデスメロン)』です。部会員全員が茨城県のエコファーマーの認定を受けています。エコファーマーとは、5年間で農薬・化学肥料の使用を現況の半分に減らす計画を立て、その計画が認められると取得できます。その一例として、太陽熱を利用した土壌消毒や病害虫を防ぐためネギとの混植栽培などを行なっています。
(平成18年5月26日神奈川新聞掲載)
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