リンドウ
横浜花き園芸株式会社
さわやかな青紫の花が美しいリンドウ。秋を代表する花ですが、市場には六月ごろからハウス栽培のものが入荷し始めます。露地栽培のものは七月下旬から九月にかけて入荷します。
現在生産されている種類は、切り花は「エゾリンドウ」の系統です。出荷時期によって、早生品種や、中生品種、晩生品種等があり、さらにその中にも数多くの品種があります。 切り花は、株から十本程度の茎が立ち上がり、花を何段につけます。それを一本ずつ採花して出荷されます。鉢物は、「キリシマリンドウ」の系統が多く出まわっていて、こちらは丈の低いものが中心です。
花色は青紫が多いのですが、ここ数年ピンクや白が非常に増えてきています。また、白地に青い縁取りの複色タイプも人気があります。
当市場には、岩手、山形、福島、長野などから入荷していますが、約9割は岩手産のものです。
リンドウは主にお盆やお彼岸の仏花として使用されていますが、涼しさを演出する花として、また秋を先取りする花としてアレンジしてみてください。リビングや玄関にもきっと似合いますよ。
(平成18年8月5日神奈川新聞掲載)
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